災害時に「炊き出し」をしている風景をメディアで見たことはあるけれど、
実際に自分たちだけで、イチからやったことがない。
野外で炊き出しできるのか!?
やってみよう!
失敗した時のために、保険をかける私たち(笑)
カセットコンロという文明の利器も用意。
水道が止まるとトイレが流せなくなるので、野外でトイレが使えるかも体験。
テント、凝固剤、段ボールの簡易便器があれば、いけることがわかりました。
続いて炊き出しの準備に移ると…
ん…???
ん…??? ん…???
用意、これだけ…(@_@)???
ブリケット(加工薪)、新聞紙、チャッカマン。
以上!!(笑)
こんなにおしゃれな農園で軽くケンカ勃発(笑)
画像提供 テレビ大阪
「どうやって鍋置くん?」
「ん?」
「火を起こしたあと、どうするん?」
「ん?」
「……畑にブロックあるから、ブロック使おか……」
(後から、これが大きな間違いだと知る。最後までぜひ読んでください)
「バーベキュー用のアルミプレートを持ってきたから、それを使ったらいいですよね?」
畑の手入れをしながらこの会話を聞いていた近所のご婦人が、
自宅に「もち網」を取りに帰ってくださるという、優しさ(笑)(笑)(笑)
地域って素敵!!!
火ぃついた。
うん。意外とちゃんとついた。
…で…???(笑)
※アウトドア関係の皆さん、イライラしないでください(笑)
「ブリケットを割るためのグッズは?」
「ん?」
「火ばさみは?」
「ん?」
「軍手は?」
「うち、マンションなんですよね。
火ばさみなんてあるわけないじゃないですか。
ベランダにほうきはありますよ。
ほうきは持ってきましたよ」
軽くケンカ勃発、パート2(笑)
畑にあるもので、なんとかしのぎました(笑)
これがアウトドア未経験、大阪市在住ママのリアルです(笑)
火さえ起こせたら、あとはあべの親子防災部のお家芸!!
今回は、ご飯、野菜&ツナカレー、ポテトサラダ、鶏ハムを一気に仕上げます!
ポリ袋に材料を入れて鍋に入れ、30分煮込むだけ。
(もち網は火力がうまく伝わらなかったため途中で除けて、直火に変えました)
ポリ袋は耐熱性のものを使えばOK。
今回もアイラップを推しまくり(*^^)v
めちゃくちゃ美味しかったです!!
職員さん&記者さんたちも大絶賛!!
アレルギーのあるお子さん、医療的にケアが必要なお子さんは、
ぜひとも出来るようになっておいてください。
今回は火起こしから始めましたが、カセットコンロとボンベ、耐熱用のポリ袋、水と材料さえあれば、
電気・ガス・水道がとまっても、自宅でいつもの味を楽しむことが出来ます。
こちらもあわせて読んでください。
大阪市の食料備蓄には、アルファ化米とビスケットしかありません。
粉ミルクの備蓄も十分ではありません。
粉ミルクをつくるにも、お湯がいります。
普段は母乳の赤ちゃんが、液体ミルクを初体験してみました。
ママさんも驚きの、あっさり完飲(笑)
粉ミルクは、粉の雑菌を殺すために高温で調乳してから冷ます必要があります。
災害時に、そこまでする余裕がない場合もあります。
液体ミルクは殺菌した状態で密封されているので、温める必要がありません。
(寒い地域で缶自体が冷えている場合は、大人でも冷たい飲み物はしんどいので、
人肌かカイロで缶をあたためてください。湯せんが出来るなら湯せんで温めてください)
液体ミルクは、成分が混ざるように振って、飲ませるだけです。
缶に直接つける乳首がセットされている商品もあります。
赤ちゃんがいる家庭は、備えておけば安心です。
液体ミルクを試してみました@明治さま
最初はどうなるかと思いましたが、火起こし初体験のママさんも、
無事に野外で炊き出しが出来ました。
職員さんのありがたいお言葉。
『体験してみるということが、とても大切。
体験してみないことには、わからないから。
今回こうして体験していただいたことが、とても素晴らしいです。
ぜひ、子どもたちにも体験してほしいです』
ママたちが出来るようになれば、子どもと一緒に出来るようになります(*^^)v
この記事をアップした直後に、
「コンクリートブロックは高温に耐えられず爆発することがあります」と教えていただきました(@_@)
まさに、知らなかった!ではすまされない!!!
火を消すために水をかけたら、その時に爆発することもあるそうです。
今回、爆発しなくて本当によかった!!。・゚゚・o(iДi)o・゚゚・。
知識と経験、本当に大切です!!
皆さんは、カセットコンロとボンベと耐熱袋を用意して、
ご家庭で簡単に出来るポリ袋クッキングから、ぜひ始めてみてください(。>人<。)
お世話になった皆さま、ありがとうございました!!